パワーハラスメントの事実調査や判例研究をしていると、パワハラの遠因として、「生産性」と「リーダーシップ」が挙げられるように思われます。
生産性というと、「部下の要領が悪くて、生産性が低い」という上司がいるかもしれませんが、そもそも上司の指示の出し方が曖昧であり、これにより部下が戸惑ってしまう場面も見受けられます。つまり、上流の生産性が低いということです。
また、リーダーシップというと、例えば指示の出し方は、上司のリーダーシップに問題があると捉えられることが多いように思われます。しかし、部下が指示待ちであり、自らのリーダーシップを発揮できていないため、業務遂行の過程で戸惑ってしまうのかもしれません。
このように、生産性とリーダーシップを上司と部下の両面から分析することも必要であり、これを踏まえて改善を図ると、パワハラの要因を解消できるのではないでしょうか。
そこで、管理監督者・人事労務管理スタッフ向けに、裁判例から、パワハラ6類型や管理監督者のラインケア(ソーシャルサポート)の方法について解説したセミナーをご用意しました。
裁判例を素材にした問答式の「失敗から教訓」問題も入れており、また、講義後に知識定着確認テスト(○×回答式30問)を用意していますので、理解を促進できるコンテンツになっています。
社内研修のご都合に合わせて講演時間を短縮することはできます。
社内の管理職研修や業界団体等の研修でご活用いただければと幸いです。
詳しくは以下のページをご参照ください。